2024/03/26 13:09

ビタミンEは不飽和脂肪酸の過酸化を抑えます。つまり、それに使われる「酸素」の量を減らすことができ、体内で酸素をより有効に使うことができるということになります。そのため、血行改善作用との相まって、ビタミンEに心肺機能を改善する作用が期待できるということになります。また、ビタミンEが細胞膜を正常に保つことにより、運動によって炎症が起きた後の筋細胞膜の再生をスムーズにすることができます。
順天堂大学の青木純一郎教授らの研究では、同大学の長距離選手を2群に分け、ビタミンE投与群(1日300IU)と非投与群で比較したところ、乗鞍岳で行った2万m競技において、ビタミンE投与群では2回ともタイムが1分以上も短縮されています。※ 参考文献:陸上競技中長距離選手の持久力に及ぼすビタミンE投与の影響